2022年10月27日(木):例会

「映画小道具今昔話」

株式会社髙津商会 代表取締役社長/京都西ロータリークラブ会員  髙津 博行 様
時代劇のエンドロールでしばしば見かける会社名、映画、TV、演劇に小道具貸し出しを行う「株式会社高津商会」の代表取締役、高津博行様をお迎えしました。日本映画黎明期からの映画監督とのエピソードでは「祇園の姉妹」で知られる巨匠溝口健二監督から長次郎茶碗の依頼を受け、先代が肝いりで茶碗を持参するも「本物でなければならない」と言われ、小道具の限界を思い知った出来事を披露されました。刀剣作製の動画では現在2人しかいない職人技を拝見、竹に銀箔を卵白で貼り付ける工程や慣用句にも使われる「切羽」の役割を説明いただきました。また「旗本退屈男」で北大路欣也氏が実際に使った刀剣を会員間で回覧、触れる機会にも恵まれました。「必殺シリーズ」、「柳生一族の陰謀」、「鬼平犯科帳」等々、無性に時代劇を観たくなりました。