「『健口』が企業を支える~口の健康が人生と企業にもたらす価値~」
京都府立医科大学大学院 地域保健医療疫学 学内講師
松井労働衛生コンサルタント事務所 所長
松井 大輔 様
本日は、松井大輔様をお迎えし、「お口の健康」についてご講演いただきました。
私たちの口の中には無数の細菌が存在しており、その種類や組み合わせは人によって異なります。そして、そうした口腔内の細菌のパターンは、おおむね3歳頃までに形成されるそうです。口腔内の健康を損なう主な原因として、歯周病と虫歯が挙げられ、これらが7割を占めています。歯周病や虫歯は、原因となる細菌を適切にコントロールすることで予防につながるため、日頃からのセルフケアが非常に重要であるとのことでした。セルフケアとして最も身近なものが歯ブラシですが、歯ブラシだけでは、口の中の汚れを十分に取り除くことは難しく、歯間ブラシなどを併用することが大切です。また、歯磨き粉については、フッ素を多く含むものを使用することが効果的で、十分な効果を得るためには、歯ブラシいっぱいの歯磨き粉をつけて磨くことが推奨されているそうです。そのようにすると口の中が泡だらけになりそうですが、実はその泡が重要で、歯に付着している時間を長くすることで、フッ素が働き、歯の修復を助けてくれるとのことでした。さらに、お口の健康を維持するためには、舌の筋力を保つことも大切です。舌の筋力を維持することは、全身の筋力低下の予防にもつながるそうです。日頃から気づいたときに、「パタカラ」運動や舌回しなどを行うことが、健康維持につながるとのお話でした。今回の卓話を通じて、毎日の歯磨きや口腔ケアが、単に虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、全身の健康にも深く関わっていることを改めて学ぶことができました。
松井様、このたびは私たちの健康に役立つ、非常に有意義なお話をいただき、誠にありがとうございました。






